日曜日, 10月 31, 2004
暴力の連鎖
人質事件、最悪の結末となってしまったわけで、日本政府の対応うんぬんという話になったりしますが、これはアメリカが悪いのです。火事場見物に行って火の元を見てみたいと燃え盛る炎の中に入っていくような行動は無謀でしょうが、放火をした張本人がまず真っ先に非難されるべきなのです。ビンラディンはアメリカがイスラエルのレバノン侵攻を推し進めたから、9・11で対抗したと発言していますが、アメリカはこれを真摯に受け止めるべきです。いかなる場合、どのような状況においても暴力は連鎖するのです。それを断ち切る勇気を持った者が現れなくては世界は崩壊してしまうという簡単な事実に、なぜアメリカは気づかないふりをするのか?石油の利権を確保して、巨万の富をアメリカに集中させて、世界中の90%の人々を貧困と憎悪の中にたたきこむことによって、特権階級としての安定した豊かな生活が約束されていると考えるアメリカの残酷さは、インディアンから土地を奪いアフリカの人々を奴隷にした頃から何も変わっていないのでしょうか?絶大な身体能力と最大の傲慢さを兼ね備えた暴君に対抗する方法を考えなくてはいけないような事態に、この時代に陥るとは誰も考えなかったことでしょう。しかし、首相の「残虐非道な行為にあらためて憤りをおぼえる」というコメントはもっともですが、ではなぜイラクで罪もなく殺されていく民間人に対するアメリカの行為を彼は残虐非道だと思わないのでしょう?いまやフセインがそれを上回る暴君だったとは僕にはどうしても思えないのです。イラクにアメリカが侵攻した時、フランスのシラク大統領がかたくなに反対して、その時、「フランスはイラクに既得利権があったから」とみんな言っていましたが、僕はそうは思いたくありません。せめてフランスには、それが無謀な試みであっても立ち向かおうとするだけの人間としての良識があったと考えなければ、望みはゼロになってしまうので。
土曜日, 10月 30, 2004
ウォーレンバフェット
世界的に有名なアメリカの相場師でウォーレンバフェットという人がいるんですが、彼は死後儲けのすべてを社会に寄付するんだそうです。僕は株とか興味ないんで、ソロスばっかり持ち上げてましたが、バフェットのスケールには負けますね。いずれにしても、こういう金融市場からお金を吸い上げて、世の中を変えていこうとする人に僕はとても興味があります。そもそも相場に投入されているお金は誰かの余剰資金なわけで、それをより厳しい環境におかれている人のために分配できるのなら、それはすばらしいことだと思うからです。僕が音楽に魅力を感じる理由のひとつには、音楽にもそういった作用が期待できることがあり、こういったエネルギーは腐敗した国際社会に一石を投じると思うのです。
金曜日, 10月 29, 2004
DJになるには?その6
現役で活躍中のDJと一緒にプレイすると自分のプロフィールやパーティーの説明に、それを書けるようになります。よく「DJティエストとプレイ」とか書いてありますよね。それは、信用確保とキャラを説明する上で、非常に有効です。が、本当はたいした意味をもちません。同じパーティーでプレイしたって言っても、たまたま早い時間にまわしただけかもしれませんから。そんなこと言ったら僕なんかティエストからジェフミルズまで同じパーティーでまわしたことがあります。でも、それは僕がティエストやジェフに認められたからじゃないんですよ。とはいえ、世間は暖かいもので、それを好意的に解釈してくれるのです。どんどん活用しましょう。こんな辛らつなことを書いている僕でさえも例えば「新川さんとかと一緒にやってて」って自己紹介されると、一応「そうか」って思っちゃいますしね。どういう理由であれ、そこまでのやる気と実行能力を感じるのは事実です。さて、そこで1ランクアップした信用があれば、あとは腕と人柄でやっていけると思います。ここから先は実力のみなわけです。基本的には自分のパーティーを一つ主力に持って、他の週末はゲストで地方を中心にプレイするというのが理想でしょう。地方に行く時は拘束時間が長いので、ギャラを高めに設定するというのが普通ですが、僕はバリバリやっている時は逆にしてましたね、集客が少ないところでも、どうしてもやりたいという熱意を感じるからです。おわり。ところで、アメリカ大統領選、来週火曜日ですね。アメリカの人達がどこまで洗脳されているのか?結果にとても興味を持っています。しかし、シュワルツネッガー、自分のやってることを理解しているのか?ミュージシャンはほとんどケリー支持ですね。音楽と平和はつながっているのだ。
火曜日, 10月 26, 2004
DJになるには?その5
大事なことを忘れてました。最初はノーギャラです。これは万国共通で、交通費が出れば恩の字です。「レコードも買ってるのに、そんな殺生な。。。。。」って思うかもしれませんが、DJにはそういう理由でお金持ちのおぼっちゃまが多いです。アンダーグラウンドなイメージとは実は違うこの現実って感じですね。金持ちの息子に生まれなかった人は、当然のことながら他の仕事をしながらDJをすることになります。これも万国共通で、よく中堅クラスのDJにDJ志望の人に対するメッセージを聞くと「昼の仕事をやめるな」って答えるのは、そういうことです。さて、本題に戻りますが、他のオーガナイザーとも交流するようになったら、人づてでネットワークは拡がっていきます。が、そのネットワークは同じステージの人達のものだったりするので、ある程度でいきづまります。そこで、自分の好きなDJを、自分のパーティーにゲストでブッキングして、上を目指すわけです。彼らがどれだけ力になってくれるかは、人それぞれなのですが、自分をブッキングしてくれたオーガナイザーに冷たくあたるようなDJはきわめて少ないと思います。ブッキングの窓口はいろいろですが、今はWEBを持っている人が多いので、コンタクトもとりやすいでしょう。ギャラは日本人のそこそこ有名な人だと5万位から、上は100万位と思われます。外人は最低ラインが10万から上は600万(笑)位です。続く。
土曜日, 10月 23, 2004
DJになるには?その4
自分のパーティーを隔月位のスパンで、常時50人位の集客でまわせるようになったら、次の段階として、他のオーガナイザーと交流をもつのがよいです。たとえゲストであっても、一人で30人以上確実に呼んでくるDJはオーガナイザーにとって魅力です。自分がやっていることを説明して、デモミックスを持っていけば、まず話は聞いてくれますし、とりあえず早い時間やってみてってことになる確率はかなり高いです。オーガナイザーが誰かわからん!っていう人は、自分の好きなパーティーに資料一式もっていって、受付で「オーガナイザーの方にわたしていただけますか?」ってていねいにお願いしてみましょう。こうやって活動範囲を拡大することは、DJの良し悪しとはほとんど関係がないので、真剣に音楽としてDJをやろうとしている人には疑問かもしれませんが、DJはクラブという音楽50%社交50%もしくは音楽30%社交70%の場でする仕事なんです。リキッドルームのよう常設クラブではない場所でやってた類のパーティーは音楽90%でしたが、最近こういうパーティーはめっきり少なくなりました。そっちを目指すには、最初に書いたクリエイターから入るしか方法はありません。今は友達100人持ってる社交的なDJが強い時代と言ってもよいでしょう。その代表格がマイクマッケナです。彼はフロアでフレンドリーにお客さんと話をして、自分のパーティー仲間を増やしてきました。一方で、音づくりもしていて、自分の音源を他のDJに渡したりもしています。音づくりとネットワークづくり、この二つを両立することはなかなかできませんが、できたら必ずや良い結果をもたらすことでしょう。続く。
金曜日, 10月 22, 2004
DJになるには?その3
新人ロックバンドは、なりふりかまわず知り合い全部に声かけて、自分達のライブを始めるところからスタートするわけですが、これはDJにも当てはまります。とりあえず30人位いれば、格好はつくでしょう。50人集まればもう立派なパーティーが成立します。ここで、大事なのはやりたいことが明確であることです。漠然とDJ気分を味わいたいというのでもかまいませんが、それはきっと続かないでしょう。音楽的方向性やパーティーのイメージ、フライヤーのデザイン、デコレーションにいたるまでコンセプトがしっかりしているべきなのです。盛り上がっているパーティーをチェックしたり、クラブ雑誌を眺めているとイメージがわくと思いますが、ここは発進する前に時間をかけて考えるべきところです。場所は小さいクラブやスペースの平日を借りるのがよいでしょう。続く。
月曜日, 10月 18, 2004
DJになるには?その2
運良く海外のレーベルから音源をリリースできたら、次はそれを武器に自分のネットワークを拡げます。自分の曲をかけてくれそうなDJにプロモ盤をわたしたりするのもよいでしょう。通常DJはクリエイターに対しては非常に好意的です。ここがキーポイント。なぜなら両者は持ちつ持たれつの仲だからです。音楽業界全体という枠組みで考えた場合、むしろクリエイターの方が優遇されているといってもよいでしょう。ゆえに、トップDJの99%は音源制作もするわけです。何かリリースの実績があれば、クラブ関係者やメディアも好意的に接してくれるようになります。DJ専業の新人とリリース実績のあるクリエイターの間には雲泥の差があるのです。ただ、次の段階はそれを武器にしてゲストDJとしてプレイするようになることではありません。それは無理です。小さいハコで自分のパーティーを始めるのです。僕もバーにPAを持ち込んでっていうところからスタートしました。自分でライティングを買ったりもしました。この段階ではとにかくお金は出て行く一方です。好きじゃないとできないことだったなぁーって、今振り返ってそう思いました。とりあえず、音づくりはできないっていう人は、ここからスタートなんですが、音づくりができない人は、同じような音楽が好きな友達を50人集めてください。続きはまた次回。
土曜日, 10月 16, 2004
DJになるには?その1
DJになるにはどうしたらよいのか?という質問をよく受けますが、さしあたり必要なのはクラブ業界もしくは音楽業界への良い意味でのコネです。いきなりクラブにデモを持っていっても、ほぼ100%相手にされないと思ったほうがいいです。あと、DJにデモをわたすのも見当違いです。DJは個人商店なので、他のDJの面倒をみようとか思うことはまずありません。よく考えるとちょっと失礼な行為だということもわかるでしょう。八百屋さんに行って、「俺も八百屋やってみたいんだけど、ちょっとうちの品揃えみてよ。それでサポートよろしく」って言ったら、門前払いされるのは間違いありません。では、どうやったらコネができるのか?まず、クラブ業界自体は基本的に水商売に近い、もしくはそのものだと思ったほうがいいです。だから、俺の音楽を聴いてくれ!っていうスタンスではうまくいきません。結局スタッフから入って雑用をこなしながらアプローチしていくことになるわけです。このルートは結構まわり道だと思うので、僕はトライしたことがありません。僕の場合はUKのクラブミュージックレーベルに自分の曲のデモを送ってコネをつくりました。これでできるのは海外のシーンとのコネクションですが、日本のクラブシーンではこういったコネクションは大きな武器になります。だから、まず第一に曲づくり力、第二に英語力が必要だと僕は思うのです。続きはまた次回。
火曜日, 10月 12, 2004
Maroon 5
今日ネットのbbc/radio1でUKトップ40を聴いていたら、Maroon 5のアルバムが80万枚売れてるって話をしてました。UKで80万枚ってものすごいことですよ。日本ではちょっとアイドル扱いされている彼らですが、ジャミロクワイっぽいところもあったりして、ダンスととれないこともないファンキーさもあるので、僕は結構好きです。デュランデュランのニューシングルが5位っていうのも驚きましたね。まるで変わってなかった。当然のように初登場1位だったロビーウイリアムスの新曲もちょっとエレクラしてたし、こういうダンスっぽい要素を持ったポップが今の気分なんでしょうね。もっともこれはUKの話なんで、前にも書きましたが日本で当てはまるかどうかはまた別の話ですけど。
月曜日, 10月 11, 2004
FBS vs GA
Fatboy Slimはみんな知ってると思いますが、Groove Armadaって知ってますか?UKではかなりの人気なんですが、日本ではあまり知られてませんよね。で、たまたまこの2アーティストの最新シングルが3週間ほど前、同じ週にリリースされたんですが、その結果がたしかGA12位、FBS13位だったんですよ。うろおぼえなんで、正確には1、2位違ってるかもしれませんが、GAが上だったんです。何が言いたいかというと、UKでの人気は日本のシーンと連動してないってことなんですね。DJでもピートトンとか日本ではまったく人気ないですね。あと、UKのスーパークラブネームも通用しませんね。僕もGodskitchenやってみてよくわかったんですが、集客にはほとんど関係ないんです。CreamやSlinkyもそうだったと思います。億単位のお金で相当大規模に仕掛けたら違うと思いますが、アンダーグラウンドレベルでは効果ないです。ラウドも最初の頃は海外のクラブレポートを結構やってたんですが、実はあまりよい反応がなく、「ここは日本だからそんなことはどうでもいい」っていうお便りをもらったことまでありました。唯一Body & Soul特集だけは違ったんですが、そこで思ったのはNY派にはNYは絶対だが、ヨーロッパ・UK派にとって現地の情報はどうでもいいっていうことだったんですね。そう考えると、Fabricがどうしてもロンドンローカルの域を出ない理由がわかる気がします。行ったこともなければ行く予定もないところの話より、今週末のリリース&来日情報っていうところで実はシーンは動いているのです。それは現実的であり、ヘンな憧れをいだかないという点で建設的だと思います。最後にフォローしておくと、僕はGAもGodskitchenも好きなんですけどね。純粋によいと思うので。ピートもラジオDJとしては超一流ですよ。何よりあの声はすばらしい。
土曜日, 10月 09, 2004
ゴア?
サイケの源流のひとつにゴアトランスがあるのは否定できない事実ですし、ラジャラムやサンプロのようにそれに肯定的なアーティストは多いのですが、一方でジュノリアクターやシステム7のような大御所が拒否反応に近いほどゴアトランスを毛嫌いしているのも事実です。サイケデリックの定義をゴア的なものと解釈するのか、それとももっとメンタルな部分と解釈するのかによって違ってくるのでしょうが、僕はゴアに行きたいとは思うのですが行ったことがないので、基本ニュートラルなんですが、どちらかというと後者です。というのも、今はゴア的なものに閉鎖性を感じるからです。サイケデリックトランス自体は単純なフォーマットとしてハウス並におもしろいし、可能性もあると思うのですが、僕の中ではサイケの源流にはジャーマントランスや’90年代前半のプログレッシヴハウスもあって、そちらの方がはるかに強いんですね。単なる解釈の違いなんですが、そこに外に向かうエネルギーがあるのか、囲い込もうとする力がはたらくのかというのは大きな違いだとおもいます。 話は変わりますが、シティバンクの話、この道30年という有名な為替ディーラーの人や、大手金融機関のファンドマネージャーのレポートでは既に何度も指摘されていたようです。まあ、素人の僕が気づくんですから、当たり前といえば当たり前なんですが、こういう情報はあまり大きな声ではいえない部分もあって、、お年寄りや地方の人がだまされるわけなんです。念のためもう一度指摘しておきますと、外貨預金など外貨関連の一般金融機関の商品はほとんどがおおきな為替リスクを背負わされている上に、暴利とも言える手数料を払うことになるので、表面金利につられてうかつに手を出してはいけないということです。外貨預金は基本的に博打なんです。だったら、博打として取り組まないと必ず負けます。何で僕がこういう話をしているかと言うと、世の中にはそういう詐欺まがいの商品が驚くほどたくさんあるということを知っておいてほしいからです。保険会社の商品にも非常に危険なものが多いです。保険が必要なら基本は全労災です。これを読んでいる人の多くはまだ学生かもしれませんが、覚えておいて絶対に損はないと思います。blogなんで、できる限り脱線してみようというのもあるんで、ご容赦ください。
木曜日, 10月 07, 2004
ポジティヴはポジティヴ
僕は掲示板って、おばちゃんの井戸端会議みたいなところが苦手で見ないんですが、サイケデリック関係のリンクをたどっていって見つけた海外のフォーラムにひとつおもしろいのがあって、そこだけのぞいてます。Waka Pachaというアメリカのforumなんですが、ここは非常にレベル高いです。音楽以外のサブカルチャーに興味あって、英語わかる人はのぞいてみたらいいですよ。それにしても、たまに暇なとき素人さんの音楽レビューとか読んでみたりするんですけど、なんで否定的なことを書きたがるんでしょうね。買ったものが自分の好みと違ったんで、そのうっぷんばらしをしてるのはわかるんですけど、それをたまたま読まされたほうはいやな気持ちになります。僕はネガティヴはネガティヴの連鎖を起こし、いずれ自分にその数倍になってかえってくるという考え方なので、とてもそういう発信のしかたはできません。だって、おそろしいじゃないですが、自分のまわりがネガティヴ発想に囲まれちゃったら。生き地獄だ。一方でポジティヴはポジティヴの連鎖を起こすんですよ。マイクマッケナとたった10分くらい話しても、そう思いましたし、ティエストやダレンエマーソンやトールポールと話してもそう思いました。
水曜日, 10月 06, 2004
ミュージシャン&DJと病気
クリエイターにはアレルギー持ちやパニック障害、不眠などの軽い精神症状が出てしまう人が非常に多いです。あと、DJだと平衡感覚がちょっとおかしくなるケースもあります。いずれも職業病と言ってよいと思います。ちなみに僕はここに上げた症状全部経験しました。一番ひどかったのはアトピーなんですが、これはなんとDJを休業したら、わずか数ヶ月で完全になおりました。冗談のような話です。不眠はスタジオ作業中には、よくなります。これは日中、ずっと音を聴いて神経系が過剰に刺激される上に、スタジオ機器の電磁波ジャブで眠くなるという、むちゃな状況におかれるので、自立神経に異常が出るのだと思います。DJ直後は大音量で音を聴いたあとなので、当然眠れませんしね。平衡感覚がおかしくなるのも、DJは右と左の耳で別々の音を聴いているので、長い間続けていればなって当然です。難聴も避けられないことで、有名なところではガルニエがそのせいであまりDJできなくなっちゃいましたね。パニック障害は一番恐怖で、これは過労で不整脈が出た時、一度だけなりました。そこで、思ったんです。身体によい音楽をつくりたいなぁと。一部のダンスミュージックは聴くと元気がでますよね。クリスタルボウルの音とかも聴くと体調がよくなります。オカルトのようですが、本当の話です。堅いところでは音楽療法もかなり研究されている分野です。そういう音楽の効果をうまくブレンドする薬剤師のようなDJがいて、一晩聴いて踊ったら身も心もスッキリ元気というパーティーが、未来のパーティーだと思うのです。
火曜日, 10月 05, 2004
ラウド119号
今日10月20日発売のラウド119号の原稿をすべてチェックしおわりました。僕は現在DJ休業中で、レコード屋さんにもあまり行けてないので、実はラウドが貴重な情報源です。社長なのに読者という不思議な立場になっております。実際のところ、突然レコード屋さんに行っても、あまりにもリリースが多くて、どれを買ったらよいかさっぱりわかりません。けど、ラウドを読んでから行けば一目瞭然です。専門誌はやっぱり役に立つなぁと、ちょっと自社の雑誌がかわいく思えました。そういえば、先週末に送られてきたFLOORの内容がその2週間前発売のラウドとほぼ同じだったので、ちょっと驚きましたね。FLOOR編集部にはラウドを退職した人間がいるので、どうしてもコピーっぽくなっちゃうんでしょうか?前のR&BとJ-POPバリバリで、ちょっとチャラかったFLOORの方が個性あって好きだったなー。雑誌も音楽も一番大事なのはオリジナリティー、その点では編集者もクリエイターなんですよ。ラウドはただいま編集者を募集しておりますので、興味ある人は応募してみてください。
日曜日, 10月 03, 2004
たくさんパーティーあるなー
今日、ラウドのクラブニュース原稿をチェックしていたら、あいかわらずたくさんのおもしろそうな外人DJ陣が次々と来日予定なので、ちょっと驚きました。中にはトールポールなんていう古い友達もいて、ちょっとうれしかったんですが、これはどういう現象なのでしょう?各クラブはどういう意図なんでしょうか?未だに外人招聘合戦をやっているように見えて、そのクラブ田舎っぽいノリには、ちょっと困惑したというのも本音です。かれこれ15年、日本のシーンを見てきましたが、外人DJの招聘に頼ることは非常に危険です。国内のDJ・クリエイターがそのあおりで衰退、そこに魅力がなくなるので、次の世代が育たなくなり、全体が衰退していくのです。ヨージさんや大沢さんのようなアーティストがどんどん出てくる土壌をつくるのが前向きな方向であるのははっきりしているんですが、外タレ来日ラッシュではそれは期待できません。「じゃあ、文句ばっか言ってないでお前がなんとかしろ」ってことになると思うので、なんとかしなきゃと真剣に思った今日でした。
金曜日, 10月 01, 2004
Stash Bag 3
ラジャラムのStash BagシリーズはSkaziのZooシリーズと並んでサイケシーンで最も人気のあるコンピだと思いますが、NIBIRUの「Paranoid」が光栄なことに最新の3に収録されました。きっかけは去年、彼が来日していた時に渡したデモCD-Rだったんですが、すぐメールをもらいまして、「すごく良いので間に合えばRedに収録したい」ってことだったんですよ。実はそこからが長くて、僕らは他の制作もしていたので、「Paranoid」の完パケまでに5か月かかってしまいました。その間にラジャが飽きてしまわないかヒヤヒヤものでしたね。晴れてTip初の日本人リリースをゲットできて、素直にうれしいです。NIBIRUのオリジナルは近い将来ミニアルバム位で出したいと思っているのですが、未完成を含めると5曲あるので、目標年内リリースってとこかもしれません。って、人ごとみたいですね。。。。。
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