運良く海外のレーベルから音源をリリースできたら、次はそれを武器に自分のネットワークを拡げます。自分の曲をかけてくれそうなDJにプロモ盤をわたしたりするのもよいでしょう。通常DJはクリエイターに対しては非常に好意的です。ここがキーポイント。なぜなら両者は持ちつ持たれつの仲だからです。音楽業界全体という枠組みで考えた場合、むしろクリエイターの方が優遇されているといってもよいでしょう。ゆえに、トップDJの99%は音源制作もするわけです。何かリリースの実績があれば、クラブ関係者やメディアも好意的に接してくれるようになります。DJ専業の新人とリリース実績のあるクリエイターの間には雲泥の差があるのです。ただ、次の段階はそれを武器にしてゲストDJとしてプレイするようになることではありません。それは無理です。小さいハコで自分のパーティーを始めるのです。僕もバーにPAを持ち込んでっていうところからスタートしました。自分でライティングを買ったりもしました。この段階ではとにかくお金は出て行く一方です。好きじゃないとできないことだったなぁーって、今振り返ってそう思いました。とりあえず、音づくりはできないっていう人は、ここからスタートなんですが、音づくりができない人は、同じような音楽が好きな友達を50人集めてください。続きはまた次回。