自分のパーティーを隔月位のスパンで、常時50人位の集客でまわせるようになったら、次の段階として、他のオーガナイザーと交流をもつのがよいです。たとえゲストであっても、一人で30人以上確実に呼んでくるDJはオーガナイザーにとって魅力です。自分がやっていることを説明して、デモミックスを持っていけば、まず話は聞いてくれますし、とりあえず早い時間やってみてってことになる確率はかなり高いです。オーガナイザーが誰かわからん!っていう人は、自分の好きなパーティーに資料一式もっていって、受付で「オーガナイザーの方にわたしていただけますか?」ってていねいにお願いしてみましょう。こうやって活動範囲を拡大することは、DJの良し悪しとはほとんど関係がないので、真剣に音楽としてDJをやろうとしている人には疑問かもしれませんが、DJはクラブという音楽50%社交50%もしくは音楽30%社交70%の場でする仕事なんです。リキッドルームのよう常設クラブではない場所でやってた類のパーティーは音楽90%でしたが、最近こういうパーティーはめっきり少なくなりました。そっちを目指すには、最初に書いたクリエイターから入るしか方法はありません。今は友達100人持ってる社交的なDJが強い時代と言ってもよいでしょう。その代表格がマイクマッケナです。彼はフロアでフレンドリーにお客さんと話をして、自分のパーティー仲間を増やしてきました。一方で、音づくりもしていて、自分の音源を他のDJに渡したりもしています。音づくりとネットワークづくり、この二つを両立することはなかなかできませんが、できたら必ずや良い結果をもたらすことでしょう。続く。