DJをお休みしてバンドを始める!と言ってしまった僕は、ちょっとシーンの中で孤立感を感じておりましたが、みなさん同じようなことを考えていることがわかってきました。それも、いわゆるトップDJと呼ばれている人たちが、同じ方向を向いていることがわかって、心強いです。今年からきっとおもしろくなりますよ、ダンスミュージック。
表紙がシザーシスターズとブロックパーティーです。思い切りましたねー。どっちも向こう数年間の動きを予感させるユニットです。前から言ってるんですが、ダンスロックは大きなムーブメントになると思うんです。UKではデュランデュランの再評価が著しいのですが、彼らのような’80年代的ダンスロックバンド、ニューウエイヴバンドはこれからどんどんブレイクしてきますよ。おそらくUKで今年夏大爆発、日本やアメリカに飛び火して世界的ムーヴメントになるのは年末から来年にかけてでしょうね。DFAみたいな通好みな路線ではなく、もっと尻軽な、ファッション要素の強い盛り上がりを見せると予想します。今のところこの予想が当たる自信度40%なれど、ひさびさワクワクしてきました。
僕はコンピューター、あまり得意じゃないんです、実は。スタジオ機材好きでもなくなっちゃったんで、今や機械全体が苦手です。目先の悩みはスタジオで使用中のマック。まだOS9なんですよ。Cubaseはvstだし。vstは、もうサポートしてくれないって話になって、泣く泣く5万円払ってアップグレードしたんですけど、こういつを使うにはマックをOSXにするかWINDOWSに乗り換えるかしかないんですよね。そうすると今使っているプラグインだの、波形編集ソフトだのなんだの全部ヴァージョンアップしなきゃいけないわけで、気が遠くなりそうです。いくらかかるのか。。。。。クラックを使う人の気持ちがわかってしまう今日この頃。ソフト屋さんのヴァージョンアップ代があれだけ高いのは、違法コピーを使っている人が多いからで、悪循環なんですけどね。とりあえずソフト屋さんは、「取れる人から取る」というNHKみたいな発想はやめてもらいたいなぁ。更新あいてしまった上に、愚痴ってすいませんでした。
僕は仕事がつまってくると、過食気味になるのですが、今朝はき気と寒気に襲われました。体重が年末年始で2キロ増えていたのと関係あるみたいで、日中は食欲ゼロでした。やっと復旧したのですが、原因はおそらく肉食に変えたことと、砂糖と思われます。肉食、太るんですよね。その上、甘党がこうじて、昨日和菓子を5個食べてしまったのも問題だったんでしょう。巷ではジャンクフードがいかに身体に悪いかっていう映画が話題ですが、砂糖には習慣性があって、食べ過ぎると軽い欝になったりするっていうの知ってました?肉食のイライラ+砂糖のダウナー+食べすぎという、ごく普通に存在する組み合わせで、人間病気様の症状になることを発見した一日でした。どうやって復旧させたか?チャクラに水晶を置いて、3秒すって7秒はくという深呼吸を7回X7チャクラ、シンギングボウルの音を聴きながら行いました。みんなそう言うと笑いますが、笑うとこじゃないです。
「BPM135以上のダンスミュージックにはグルーヴがないので、みな同じだ」という発言をしたのはダニーテナグリアです。一般的にグルーヴィー、ファンキーと呼ばれる音楽は各リズム楽器間の「間」によって、そのグルーヴィーさ、ファンキーさをつくっているので、BPMが早くなればなるほどその「間」が認識しづらくなります。よって、ダニーの発言はある程度正しいと思います。もっともBPMの早い音楽にはそういう意味でのグルーヴィーさとは違ったグルーヴがあるのですが、それをハウスDJであるダニーは認識しないし、するつもりもないという意味で正しいわけです。こう考えるとBPMが遅い音楽は、ファンキーさという点で圧倒的に有利です。「グルーヴィーでファンキーなDJ」が、普通ヒップホップをまわしているのには理由があるのです。
今日はひさびさ軽い話題。僕の悩みは日中に襲ってくる睡魔で、その克服のためにドリンク剤だのなんだのを試してみたのですが、どれも一長一短で困っておりました。ところがところが!睡魔の原因は実に簡単なものだったのです。僕は牛肉、豚肉をほとんど食べず、野菜と魚、鶏メインの食生活をしていたのですが、ひょんなことから魚にかわって肉を食べ始めてみました。すると、眠気がなくなったではありませんか!と同時に、ちょっぴり怒りっぽくなりました。もともと感情的な性格ではないので、だからといって実際に怒り出すことはありませんが、考えてみるとバイタリティーとイライラは同じ源泉なんですね。心は平安だがやる気のないベジタリアンになるか、イライラしながらもガンガン仕事をする肉食人間になるか、考えた末、今は肉を食うようにしております。感情を制御できる力があれば、もととなるエネルギーが強い方がいいですからね。ちなみに、肉食で起こったことには他に、感覚が大雑把になった、肌がなめらかになった、おできが出来たなどがあります。問題なのは、感覚が大雑把になることで、繊細な音楽をつくるにはあきらかに肉食は不適です。逆にリズムでひっぱるダンスミュージックには向いていると思います。ベジタリアンのMOBYやLANGEの音楽からも、それは想像できると思います。もっとも、健康のためには牛肉はご法度なんですよ。オカルトなことを言うと、動物の肉は高等なものになればなるほど、その動物が持っていた念も一緒に取り込んでしまうことになるので、危険なんだそうです。殺された時の怨念を食ってしまうわけです。って、こんなこと読んだら肉食べる気にならないか?
’80年代後半に生まれたレイヴは、それまで一部の人間のものだったクラブカルチャーに対するオルタネティヴとして機能したがゆえに、巨大化しました。ダンスするのにクラブっぽい格好をする必要はない、むしろTシャツにスニーカーの方がいいじゃないかという考え方だったわけで、スノッブなものへの反発という点でパンクに共通するものがあったわけです。これは今でもテクノシーンなどには残っていると思うのですが、どういうわけかレイヴ的カジュアル感はすたれ気味で、今では再びスノッブな方が息をふきかえしつつあります。ちょっと違うかもしれませんが、新宿リキッドルーム VS La Fabriqueって構図ですね。なぜ、スノッブ&エリーティズムはクラブで消滅しないのか?ここには重要な意味があります。つまりクラブの本質がそこにあるということなのです。よって、王道はどんなに巨大な反撃を受けても消えずに残るわけです。チャラチャラした尻軽な文化があるから、それに対するパンクが存在し得るわけで、これらは陰陽の関係。どちらも楽しめる余裕を持つことをおススメします。
初夢、北ロンドンのクラブ行ってる夢でした!あまりに現実的だったので、かなり笑ってしまいました。ガード下のクラブで、朝方ヴォーカルもののトランスがかかっているとこまで覚えているという妙に鮮明な夢でしたねー。他にも鮮明な行動がいくつもありまして、あまりにマトリックスなのでここでは書けないのですが、なぜかMONOBE君が出てきて、最後に問題のブツを売って帰るという、夢だから許されるお話でした。何かを暗示しているはずなので、よく意味を考えてみたいと思います。
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。さて、新年を迎えていろんなことを考えました。僕は雑誌をやっている関係で、たくさんの人と接する機会があるのですが、相手はこちらが思っているのと違うことを考えているケースがほとんどです。うちは善意で、いろいろよくしているつもりなのに、相手の期待ははるかにそれ以上だったために「ラウドは自分を評価してくれない。態度が悪い」と思われたり、結構事務的なおつきあいになってしまっているなぁと思っている人に、「サポートうれしかったです」とすごく感謝されたりします。こういう時、みんなに気に入られたいからといって、前者によりつくして、後者を放っておくのは僕のやり方ではありません。結果的に前者は僕のまわりから離れていくし、後者とはよいおつきあいを続けることができます。意外に思うかもしれませんが、アンダーワールドやケミブラといった、うちが初期からサポートしてきたビッグアーティストは、いまだに「サポートありがとう」と言ってくれます。もはや「サポートありがとう」はうちの台詞なんですが、彼らはけして芽が出た時のことを忘れて高慢になったりしないのです。ラウドの方向性は僕が勝手に決めているわけではなく、こうしてお互いを尊重しあうところから生まれてきます。結果的に、僕らは求められている方向に流されていくのです。何事にもこだわらず、世の流れに身をまかせる、これぞすべての真髄だと思うのです。