毎月この時期はラウド編集部が修羅場となっておりまして、スタッフは相当疲れております。僕はすべての原稿のチェックがメインで、インタビューは1、2本、それもDTP作業は自分でやらないので、徹夜になったりはしないのですが、それでも全体で500箇所におよぶ赤入れは大変です。「あんなに誤植があるのに、500箇所もなおしてるのか?!」って思ったかもしれませんが、アーティスト名や曲名の正式表記、日本語の言い回しなどを直すとその位にはなるんですよ。WEBだと、いつでもちょいちょい直せるし、そもそもデタラメなクオリティーの文章が氾濫してますから、そんなに気にするところではないのですが、本屋さんで印刷物を売るというのは、結構敷居が高いことなんですね。サイトは誰でもすぐにつくれますが、雑誌はそう簡単に出せません。ましてや月刊で出していくというのは、本当に好きじゃないとできないことで、「わりに合わない」仕事の代表選手みたいなものです。では、なぜそうまでして雑誌を出すのか?それは音楽が好きだから、ですね。だったら、音楽を出せ!と言われそうですが、出してます。。。。遅筆ですが。自分で音楽をつくるのと、リスナーとして楽しむことはまた別の楽しみなんです。カッコイイ音楽を、多くの人に紹介するという点では、雑誌づくりはクリエイターよりDJに似ていると思います。要求されるスキルは、まったく違うので、編集者がDJになったり、DJが編集者になったりすることはできませんが、ベクトルは同じなんですよ。クラウドは読者で、セットの流れは台割で、ミックスや小技は原稿書きやデザインに綺麗に対応します。月刊誌は、マンスリーでやってるレギュラーパーティーだと思ってください。話を戻しますが、僕以上に疲れているのはスタッフ、特に雨宮編集部長ですね。ホントによく働いている。X-tra時代にスタッフをやってくれてからのつきあいなんですが、それだけのつながり(じゃないか。。。。。)で、こんなにコキ使っていいのだろうか?と思っております。いつか必ず返すからね、雨ちゃん、辛抱してーな。他のスタッフのみなさんもお疲れさまでしたー。ちなみに僕は締切り間際に、仕事のミスや手抜きに遭遇すると、マジで怒ります。キツい警告メールを出したり、面と向かってどなったりもしますね、おそろしいことに。それも、みんなに仕事を覚えてもらいたいからなんですが。。。。。愚痴めいてきたので、これにて失礼します。ちなみにこのようなおそろしい編集部はスタッフを募集しております。履歴書とケミブラ最新アルバムのレビュー800字以内を、〒158ー0097 世田谷区用賀3ー17ー5 石黒ビルB1 雨宮まで送ってください。