DJ Evil君がロンドンでまわしてきたそうです。彼いわく「UKは好景気で音楽は盛り上がってない。トランスやハードハウスにも勢いはないが、ハピコアは根強い」とのことです。彼はハピコアのDJなので、身内びいきに聞こえないこともないんですが、僕が思うに実際そうなんだろうと思います。なぜなら日本のハピコアファンを見ると、かなりマニアックなので、その傾向は世界中どこでも大きな違いはないと思うからです。要はトランスやハードハウスのファンはきわめて享楽的なので、景気がよければ他のことを始めてしまいますが、ハピコアファンは音楽とその周辺文化への思い入れが強いので、簡単に離れてはいかないということですね。所属意識が高いんです。マニアが多いものは安定していて、ブームになったりするものは裾野が広がっているので不安定だと言ってもよいでしょう。どっちがいいってもんじゃないんですけどね。僕は個人的には盛大に咲いて盛大に散っていくようなものがクラブでは好きです。