そろそろいろんなところで年間ベストが発表される時期です。特にショップのベストに僕は注目しているのですが、専門店のアナログチャートは実際に売り上げた枚数を反映している印象で、人気もわかるので非常に参考になります。一方で、まったく参考にならないのが意外なことに大型輸入盤店のチャート。僕にはあれはバイヤーさんの趣味&売れ残り方チャートに見えてしまうんですよ。上位5位くらいまでは、実際に売れ行きを反映してると思うんですが、それ以下は「ひょっとして現時点でさばかなきゃいけない在庫チャート?」と思えてしまう。まあ、売れ枚数チャートだとしたら、1月リリースが圧倒的に有利になってしまうし、12月リリースはほとんどランクインできないわけで、実は年間チャートは回転の早い12インチ以外の部門では個人の裁量でしかつくれないわけです。そうなると、そのチャート作成者がソウル好きなら、テクノは石野卓球だろうがジェフミルズだろうが低いところにしか入れないし、今年バカ売れだった「TRANCE RAVE」シリーズは無視、なんてことになるわけです。みんなが信じている年間ベストは信憑性に疑問大というおそろしい話でした。同じことは各ショップのレビューにも言えるわけで 「このショップはテクノに評価が甘くて、ユーロトランスに厳しい」とか、ざらにあります。こんな話、ラウドではとても書けないなー。本当は大事なのはバランス感覚だと思うんですけどね。。。。。