ラウド編集部の引越しでCDの整理をすることにしました。いやー10年分のCDは整理しがいがある。編集部は基本的にはプロモ盤を送ってもらえるので、存在するCDを見ると日本のレコード会社がどのように動いていたかよくわかります。’90年代中盤はテクノが元気でした。主人公ソニーさん&サブライムさん。’90年代後半はドラムンベース全盛。主人公ソニーさん&エイベックスさん。’00年代はユーロトランス大爆発。主人公エイベックスさん&ビクターさん。こうやってみると3から4年周期で流行に大きな変化がおきていますし、シーンは拡大の一途です。そこから考えると、今年後半から来年スタートでものすごいのがきそうなんですが、なんだと思いますか?テクノの前はGOLDやC&Cあたりのダンスブームなんかがあって、ハウスがはやってたんで、順番から言うとハウス?それともその前にはやってたユーロビート?なんて考えてしまいますが、おそらく今回はまだ循環しないと僕はふんでいます。前にも書いたと思うんですが、踊れるロックというかニューウエイヴのバンドブームが起きると思っているのです。かつてロックはスタジオを借りないとつくれない音楽でしたが、今はギタリストとボーカルとプログラミング担当がいれば自宅でつくれてしまいます。ボーカルブースがないのはちとつらいんですが、風呂で録ればいいんです。ベースもいたらいいかもしれません。ギターと同じでラインのアンプシミュレーターで録れてしまいます。でも、ドラムはやっぱり録れません。よって、ドラマーのないユニット=ダンスユニットになってしまうわけで、それが踊れるロックのムーブメントを起こすと思うわけです。なんか消去法っぽいんですが、できることからやろうとするのは普通のことだと思います。この予測が当たる確率はおそらく20%くらいかな?