昨日のTRANCE HEAVENに来てくれたみなさん、ありがとうございました。DJをずっとやっていて思ったのですが、一度型にはまってしまうとそこから抜け出すのは大変難しいです。特にレギュラーのパーティーを持っていると、「継続は力なり」ではなく「継続は自転車操業」になりがちです。それを「こだわり」と称して追求していくことも可能ですが、DJは伝統工芸の職人ではなく波乗り屋さんなので、新しい波が生まれると、遅かれ早かれその「こだわり」は淘汰されてしまう運命にあります。結論として、波を自分でつくれるようにならなければやっている意味がないと最近は思うのです。いわゆるトップDJが今やほとんど制作を手がけるようになった理由はそこにあるわけで、他人のレコードを既存のジャンルの中でつないでいくことには限界あるのです。だから、どこかのジャンルに所属せず、オリジナル音源中心のスタイルを確立しよう、それは生半可なことではないので今までやってきたことはゼロにして集中してやってみようというのが今回の休止理由です。制作の進行状況や新展開についてはここでお知らせしていきますので、よろしくおつきあいください。