ハリケーン救援活動が人種差別的だとNBCで発言したカニエ・ウェストはパンクな人ですね。素晴らしい。そして、それを検閲してその後の放送で放送しなかったNBCも身をもってアメリカが言論統制された国であることを示したという点で意味深かったと思います。アメリカの異常さをマスに指摘できるのはもはやミュージシャンだけなのです。
アメリカのハリケーン被害おそろしいことになっていますね。想像を絶する大惨事だと思います。ブッシュさんがクリントンさんとお父上と並んで「復旧に金が必要だ」って言ってましたが、気はたしかでしょうか?そりゃ援助が必要だし、天災は助け合いでしのぐべきだと思います。しかし、現状は例えるとこういうことなのです。「家族が台風の被害で日常生活もままならないから他人の皆さん金出してくれないか?親戚はみんな油の利権がらみで、アラブで喧嘩中だから手が離せないんだよ。あ、言っておくけど油の金はやらないよ。それとこれとは話が別だから」
まずはすぐにイラク撤退して、一刻も早く自国民を救出しないと、暴動が起きますよ。「イラク国民の民主主義」が「ニューオーリンズの救出」に優先されてOKなアメリカ人がいたら、その論理を聞いてみたいものです。
興味深いのは、ハリケーンがこうまでアメリカを集中攻撃するのは、人為的なものだという説があることです。ハリケーンの進路は実はコントロールできるもので、石油の価格をつり上げるために石油関連施設があるエリアをハリケーンの進路にしていたところ、規模の予測を誤り、予想外の被害になってしまった、というものです。地球温暖化が原因という説もあり、これまたアメリカに元凶があります。
被害にあわれた方の一刻も早い復旧をお祈りするとともに、アメリカがその誤りに早く気づくことを切に願います。不謹慎かもしれませんが、神はアメリカに質問をされたのではないでしょうか?