個人的に気分はずっとロックなんですけど、最近ハウスシーンがロックに急接近していることに気づきました。僕はまったくそれを意識していなかったので、すごく不思議な感じです。自分では遠ざかったつもりだったのに、その距離は変わっていなかっってとこでしょうか。というわけで、頭の中はTHE MUSICの「Freedom Fighter」なわけです。ジョンディグウィードのミックスもありますけど、オリジナルがやっぱかっこいいです。ギターのリフがすばらしいのでした。おお、重要なことを言い忘れるとこだった。TIP WORLD「Raja Ram's Stash Bag 3」に僕らNIBIRUの「Paranoid」が収録されました!続きは次回。
久々に体調を崩しまして、しばらく更新しておりませんでした。チェックしていただいたみなさん、申し訳ありませんでした。ところで、最近僕は電動歯ブラシを使い始めたんですが、2ヶ月にして2本ダメにしてしまいました。Spin Brushという733円という値段が魅力の商品なんですが、歯ブラシのくせに防水がほとんどされておらず、スイッチ部分から水が入るとそれでお終いなんですよ。ちょっとびっくり。でも、意地になって同じ商品を使い続けております。性能はスゴくて、歯医者に行ったら「歯が削れてますから、おしつけないでください」って言われました!電動歯ブラシ、要注意。
資本主義社会にはさまざまな問題があります。なぜ、銀行員や大手広告代理店社員はあれだけの高給がとれるのか、考えてみたことはありますか?手数料商売が高給であるということは、はたしてどのような意味を持つのでしょう?それは顧客が不当に搾取されていることの証明に他なりません。では、なぜ搾取されてしまうのか?それは無知だからです。そんな事例は保険会社や証券会社にもゴロゴロしています。僕はそういう相手の無知につけこんで商売して高給をとっているような人々がたくさんいることを悲しく思います。しかもいわゆる大手の会社に。資本主義はこのようにプチ詐欺上等になりかねないシステムです。それを防ぐことができるのは社会主義ではなくて個々の良心=内なる神であると僕は思うのです。
先日、大沢伸一さんのインタビューをする機会がありまして、その時、ちょっとおもしろい話がきけました。彼はネットでヨーロッパから直接ディスクを買い付けていて、実にまめに入荷をチェックしているのだそうです。プロはレコード屋さんのバイヤーが選んだものから買っているようではいけないという考え方に基づいているんだそうで、これには納得させられるものがありました。僕もユーロトランスをまわしていた時は、ヨーロッパのレーベルから送ってもらったプロモやネットで買った盤をできるだけまわすようにしていましたが、これは結構大変なことです。苦労して入手した盤が翌週には日本のレコード屋さんに入荷していて、「意味なかったか。。。。。」なんてこともしょっちゅうでした。とはいえ、結果が同じだったとしても、そこに手間をかけるのがプロの料理人なのかもしれません。一方で、結構人気のあるDJなのにレコード屋さんには3か月に1回しかこないし、セットもほとんど変わらないなんていう人もいます。こちらはおそらく本人のキャラでOKだったりするんでしょう。
ずっと前に外貨預金なんてギャンブルはするもんじゃないし、銀行は悪徳だって話を書きましたが、案の定、シティバンクに厳しい行政処分が下りました。国内四拠点の認可取り消しですから、かなり強烈です。そもそも手数料でぼったくる上に、為替レートの変動リスクをできるだけ小声でとなえるような商法がいつまでも野放しでいいわけがないんですよ。シティバンクが毎月口座明細と一緒に送ってくるニュースレターの為替関連情報なんて、どう考えても自社に有利なように誘導するだけの偏ったもので、あれを目安に外貨投資している人がいると思うとそらおそろしいです。僕はシティバンクのユーザーなので、あえて厳しいことを書きましたが、世界有数の大手銀行がどれだけ誠実な商売をしているか、これで証明されちゃいましたね。他のアメリカ企業のモラルも推して知るべしです。アメリカのイラクに対する無差別殺戮もひどいものでしたが、こういう日常レベルでの搾取は頻繁に行われているから、世界的に反米感情が高まってしまうってことを、アメリカンドリームのみなさんはなぜ理解できないのでしょう?それとも、身の危険は銃を持って自分で守れと?本当のテロリストはビンラディンじゃないんですよね。裸の王様実写版。。。。。
Amnesiaではデペッシュモードやティアーズフォーフィアーズがかかっていて、バレアリック感満点でした。やっぱり元祖バレアリックは違うなーと感心。ちょっと驚いたのはEl Divinoのジョージモレル。レギュラーパーティーもってるんですよ。まだ現役とは知らなかった。
現地のちょっとかわったガイドさんにきいたところによると、イビサは蠍座と関係が深く、それゆえSEXと金儲けのヴァイブを持っているのだそうだ。実はそのパワーは悪魔的なものではないかという説が有力で、仏教徒達が一度イビサにコミューンをつくった時、あまりにも瞑想に不適切な気が充満しているということで、すぐにその地を離れたという話まできいてしまった。そう考えると、ヨーロッパ中の若者がドラッグきめて馬鹿騒ぎっていう理由も納得だし、なんだかちょっと興ざめっていうのが僕の本音かも。蠍座なんで、ひかれてしまったんだろうし、僕のルーツでもあるので簡単に嫌いにはなれないんですけど、もっと精神的に高揚するところがどっかにあるはずだなぁって思ってしまった。ちなみにそのガイドさんによると、ヒマラヤはまさに崇高なところなんだそうな。
特に「これだ!」っていうのがなかったんですよね。ほとんどの人気パーティーは4年前行った時と同じで、完全に尻すぼみになってるし、しいていえばEl DivinoのHed KandiとPrivilegeのBalearic People、AmnesiaのPeople from Ibizaあたりが比較的新顔でまあまあという感じ。EdenのSlinkyもそうなかもしれないけど、Edenは地元民の間ではEs Paradis以下=最悪という扱いで、UKから来た白人ティーンエイジャーがドラッグとって暴れているというイメージにかたまってしまったので無視していいと思います。相変わらず超人気のManumission(Privilege)、La Troya Asesina(Amnesia)もそうなんだけど、今は地元DJ+ダンサー+アトラクションというパターンが地道に人気なようでした。いわゆる本物のバレアリックは地元のDJしかプレイしてないし、よく考えるとわざわざイビサまで来て、高い入場料払って他の国のDJを聴くのはナンセンスってことにみんな気づいたのかも?
時期も悪かったんでしょうけど、イビサ、盛り上がってませんでしたね。特に盛り下がってもいなくて、相変わらずって感じでしたけど、クラブ目当てじゃない、普通の観光客が増えてましたね。ディスコ依存から脱却したいっていう地元の意向が、ちょっとづつ浸透してるのかもしれません。続きはまた明日。
ということで、来週木曜日にたくさんのみやげ話をお届けしますので、今日のところはご勘弁を!(テンパリ中)